2023年10月26日
カフェ&ショップNANASOFUTAに新しいジャムが仲間入りしました。
和歌山県・東牟婁郡
暖かい気候を利用して熱帯フルーツを栽培している『おそごえ農園』の上平さんからご依頼をいただいて
数年前から“ジャボチカバ”というフルーツのジャムを製造しています。
ジャボチカバとは、ブラジル原産のフルーツ。木の枝や幹に直接実をつけるのが特徴です。
見た目は葡萄の皮を濃くしたような色をしていますが、皮を剥くとライチのような白の半透明。
味は、爽やかな甘さ。中心にある大きな種のまわりは少し酸味を感じます。
皮にはポリフェノールがたっぷり含まれていて、ブルーベリーの1.5~2倍にもなるんだとか。
味が良くて、身体にもいい。
それなのに日本で見かけないのはなぜか?実は収穫後すぐに傷んでしまうからなのです。
フルーツには収穫後置いておくことで追熟するものもありますが、ジャボチカバはそうもいきません。
生で流通させることが難しいため、
上平さんはジャムに加工してそのおいしさをお届けすることにされたのです。
商品開発は工場長の田井が担当することになりました。
実が2cmと小さいことと、大きな種があることがネックになり、納得のいく出来上がりになるまで試作を繰り返しました。
そんな中で行き着いたのが、
ジャボチカバを炊いてから一度ザルにあげ実や皮を潰して濾す。そして更に煮詰める、という方法でした。
手間はとってもかかりますが、皮の良い渋みや色目・おいしさや栄養まで余すところなくジャムにすることができました。
おすすめの食べ方はヨーグルトです!
このように千総では、自社商品だけではなく
農家さんからのご依頼を受けてオリジナル商品の開発も行っております。
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『上平典生のおそごえ農園』https://sumie-blog.com/